かの福沢諭吉は保険を次のように表現しています。

「一人の災難を大勢が分かち、わずかの金を捨てて大難を逃れる制度」

この言葉が表すとおり、損害保険は加入者が公平に保険料を分担し、万一の事故に対して備える相互扶助の精神から生まれた助け合いの制度です。

現代社会では大きなリスクに備える最も合理的な方法でもあります。

社会基盤の構築

2011年3月11日東日本大震災は日本全土に甚大な被害を与えました。

あのような大規模な災害時には、政府補償が発動され、住民生活の復旧への支援が行われます。しかし、発動されても被害の全額を補うことは出来ませんし、その支給には時間を要します。

また、通常は災害や事故が発生したとしても、発生した我々の損害を補填してくれる人は誰もいません。

そしてその損害を補うには相当な資金が必要となります。島国であり、現在も活火山が活動する日本では地震や火災によって被る被害の確率・損害額は大きいと考えられます。

そこで活躍するのが保険制度です。震災時には、いち早い社会生活の基盤整備のため、迅速な保険金支払いが行われ、被害にあった方々が少しでも早く通常の生活に復帰できるように貢献しています。

もし、保険に加入していなければ、被害にあった不安定な状況で自分の限られた蓄えから費用を捻出し、生活を組み立てることとなります。そうなれば、それまでの生活レベルに戻るまでに数年と多くの時間を要する方が大半だと思われます。

そうなれば、個人レベルだけでなく、日本経済全体に与える影響も大きくなります。このように損害保険は社会生活を支える役割を担っているのです。

貯蓄の代わりとしての役割

結婚・マイホームの取得・老後・旅行のため・・・など将来の計画・生活に備えて、多くの方が行うのが貯蓄です。

これは将来使うことを前提としたお金です。そんな中、火事や事故に備えて貯蓄する人はいないですよね?しかし、万が一事故が起きてしまえば、多額の資金が必要となるのは明白です。

一般的には、病気などで急に働けなくなった時に備えて半年から1年間収入がなくても生きていける生活費を貯めておきましょうといわていますが、不景気と言われている世の中で、そんな余裕がある方は少数派だと思います。

何もなく、平穏無事な時には保険料を払っていることを負担としか思いませんが、万一の場合にはその保険の加入有無によってどれだけ自分や家族が救われるのかを考えるとその意義も感じられますよね。

<地震発生・家屋倒壊・家族のケガが起きた場合>

損害保険に<加入している>ケース

保険会社に報告して、被害の把握・保険金の請求→安心して治療に専念できる

損害保険に<加入していない>ケース

まずケガなどの被害の回復の心配。費用についても心配でどうしよう!!→不安ばかり・・・

保険に加入しているかいないかで、万が一の安心感は大きく違ってきますよね?

こうして将来の安心のために備えることが損害保険の大きな意義になります。

【これらの記事も読まれています】