交通事故は、もちろん発生時に誰かが怪我を負ってしまった、器物が破損した、周辺の交通状況に影響を与えてしまったなど、あらゆる面で問題のある局面になります。

ただ、どちらか一方が悪く、それも悪質で、善悪が明確であるという場合、そのケースは犯罪として加害者が裁かれることで法的には解決します。

民事的には慰謝料や損害賠償など、被害者が相手と相手の保険会社に対して交渉を開始することになります。

ただ、すべての交通事故がそのように白黒がはっきりつくわけではないのが問題で、お互いに問題があった場合、過失割合の算出などから係争に発展する場合があります。

代理人として互いが契約している任意保険の保険会社担当者が立つことがほとんどではありますが、こちらは保険会社を頼ることができず、なかなか解決しない、どうしても双方譲らないという時に、間に立つのが交通事故紛争処理センターです。

特に被害者と加害者側の保険会社の間の交渉で、折り合いが付かない場合などに、この交通事故紛争処理センターに依頼をするという例が一般的です。

車対車であれば、双方の保険会社担当はプロですから過去の事例を基に妥当なラインを算定しますが、一方が車で一方が自転車の場合など、被害者が誰にも相談できない場合に無料で仲介の依頼を出すことが可能です。

センターは全国に10箇所あり、無料でセンター専属の弁護士を紹介してくれます。

しかも、弁護士費用などは一切かからず、和解までのサポートを行ってくれる、頼る先がない被害者のための救済機関です。

申し込みは基本的に被害者本人が行う必要がありますが、死亡事故であった場合は法定相続人が申し込むことになります。

自身だけで事故の後処理を行うことは事実上不可能ですし、加害者側に保険会社が付いていてこちらに付いていない状況は圧倒的に立場が不利です。

相手の都合の良いように示談させられてしまう可能性もあります。

そのような不利な立場にある方を救済するための機関として本センターが存在しますので、悩んだらまず相談を持ちかけることが大切です。

すでに何らかの示談が成立してしまっている案件は相談することができませんので、重要なことはこのような機関があるということを知っているということです。

あらかじめ知っていれば泣き寝入りすることを回避できますし、事故の傷が癒えないうちに後処理のストレスを抱える必要もありません。

味方になってくれる人が存在しているという事実だけで、少し精神的に楽になるはずです。

HPはこちら→交通事故紛争処理センター

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