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人身事故にするのか否か!

私は過去、原付バイクにも乗っており、その時に2回事故の被害にあいました。

2回とも10:0の完全被害者なのですが、事故の度に人間の嫌な面を見てきました。

そのため、本当に事故にはうんざりしていたのです。

(そう思うなら、もっともっと運転には注意した方がよかったよ、そんな声も旦那様から。。)

毎回、怪我をしてきましたし、10:0でもあるため、人身事故被害として届けて出をしてきました。

そして、慰謝料の件でゴタゴタとします。

相手の方が素直に非を認めているような場合には、こうした慰謝料でもめることはないと思うのですが、前の2回とも全く反省していないような方ばかりでしたので、初回提示額で納得するわけもなかったという背景もあります。

なので、人身事故はもめて、長期化するというマイナスイメージがあります。

今回の相手は事故時に救急車を優先してくれたことと、事故直後やその翌日、病院まで面会したいと訪ねてきてくれたこともあり、悪い方ではないのだろうとは思っていました。

また私自身もすこし具合がよくないなかで運転をしていたという反省もありました。

ここで交通事故が起きた時の扱いについて整理してみますと以下のとおりです。

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【物損事故】

文字通り、自動車や建物などが壊れた事故を指し、人の怪我などがないことが前提とされます。

この場合、民事上の賠償責任は発生しますが、刑事罰については問われません。

ここでいう民事上の賠償責任は、その壊れたものを直すための修理費用の支払いですので、お金で解決するのみとなります。

【人身事故】

これは事故によって死傷者が出た事故を指します。

もちろんこの場合もその怪我の治療費などの賠償責任も発生しますが、最大の違いは「自動車運転過失傷害罪」が加害者側に課されるという点です。

つまり、物損事故では、お金ですべて解決することが可能になりますが、人身事故になると、お金が必要な上に、刑事罰がついてきます。

つまり、免許証の減点と罰金などの行政処分が下るのです。

しかも今回の事故は人身事故扱いになると、被害者だけど、私も行政上の責任を問われるというのです。

これを最初に警察の事故処理担当の方に言われました。

入院している=怪我をしているのに、あえてこのことを最初に言われたことで私は「人身事故扱いにしないほうがいい」と言われているのかと感じてしまったのです。

(実際、人身事故になるのではないのですか?と最初にお尋ねしたら、「あなたにも行政処分がくだっちゃうんだよ?いいの?」と言われました。)

ただでさえ、事故で不安定になっていた状態なので、非常に悩みました。

この人身事故にするのか否かの判断は被害者である私に一任されているのです。

人身事故にするのか否か!その2

現在の自動車保険制度では昔と違って、警察上を物損事故扱いにしていても、きちんと怪我の補償などは行われます。

ただし、後遺障害などの責任を持てなくなくなります。

私は前述の通り、子どもへの影響を考えて一切の治療を拒みましたので、後遺障害が後々出たとしても、レントゲンなどの当時を証明するものがないため、実際はその責任を相手に負わせることは難しくなります。

つまり、後遺症が出たとしても諦めなければならない可能性が高いのです。

つまりは物損扱いにしても、あまり問題はないのかと考えられました。さらには前回の事故の際に負った精神的ダメージが大きくて、同じような目に合うのはもう嫌だとも考えていたのです。

ここでまたメリット・デメリットを分けて考えてみます。

<物損事故にしたら・・・>

メリット

①相手・自分ともに自動車保険の利用のみで終了
②面倒な現場検証や重罰だった時の検察庁への出廷などは不要になる。

デメリット

①万が一の後遺症などが出てきた際は一切補償なし

<人身事故にしたら・・・>

メリット

①万が一治療期間が長くなったり、後遺症が発生した場合(証明できることが前提)、きちんと補償してもらえる。

デメリット

①事故当事者双方への行政処分

おそらく以下のような内容になります。

相手

交差点安全進行義務違反・・・マイナス2点
優先道路通行車妨害等・・・マイナス2点
傷害事故(治療期間15日未満)・・・マイナス3点、罰金20?30万円

交差点安全進行義務違反・・・マイナス2点

tensu

○参照:警視庁ウェブサイト

http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/menkyo/menkyo/gyousei/tensuu.htm

http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/kotu/noufu/hansoku.htm

上記のとおりの処分が下るとしたら、加害者の方は一気に7点失うため、過去3年以内に行政処分を受けていない場合は、30日の免許停止となります。

恐ろしいですね。

一方で私も減点はされるものの、罰金はないだろうと言われています。

これで私が制限速度から20キロオーバーなど出していたら大問題でしたが、そんなことはないので大丈夫です。

実は私、2015年は免許更新の年だったのです。

今年はゴールドに戻れると意気揚々な気分でいたので、この減点というのもすこし惜しい気がしていました。

それと以前の苦い思い出があって、悩むこと約10日間。

あまり判断が遅くなると、検察官への心証が悪くなるから、急いでと警察の方に言われて、ギリギリの判断を10日目に行い、通知しました。

実際に人身事故を起こした友人や警察の友人などいろんな人に相談したら、被害者の私が人身事故扱いにするのを避ける理由はないという意見ばかりでした。

いろんな状況からいうと確かにそうです。

今回のお相手こそはいい人かもしれない、だから人身事故にしてもそこまでもめることもないかもしれない。

そう信じて今回は人身事故にすることにしました。

シンプルに出産までに全ての事故処理が終わって欲しいとただただ願うだけです。

現場検証と供述調書作成

とうとう人身扱いという決断を下して、警察にもお伝えしたら、早速現場検証と供述調書の作成の日程を決めます。

現場検証

その名の通り、事故現場にて警察官と一緒に事故当時の状況を説明します。主に聞かれるのは以下のようなことです。

  • この道路を使ってどこに行こうとしていたのか?
  • どこにいた時点で相手の車に気付いたのか?
  • どこでブレーキを踏み始めたのか?
  • 当時のスピードは?
  • (今回の場合)横断歩道の標識は見えていたのか?
  • 衝突地点はどこか?

現場の内容で違うと思いますが、上記のようなこと聞かれます。

これまでの事故事例や事故にあった車(軽自動車なのか普通車なのかで異なります)であれば、ブレーキを踏んでどの程度の制動距離などかを元に警察官はある程度の目星をつけているので、それを確認するような流れになります。

現場検証などを終えたのが、10月半ばです。

人身扱いにすると入院していた病院から「警察提出用の診断書」の送付を求められますが、これが意外と時間がかかります。

私が入院した病院は日赤だったので、案件も多いらしく、通常2週間から3週間ほどかかるらしいのです。

この時、診断書の依頼だけは退院時に行っておくべきだったと反省しました。

(もちろん、退院してからも治療が求められる場合は、ある程度の通院日数などの見込みがついてからでいいと思います。一度提出すると変更もききづらいですし、この内容は相手の量刑の判断基準ともなるのです。)

人身事故だと、現場検証と事故についてお供述調書の作成が必要になるため、最低2回は警察の方とお会いすることになります。

供述調書

供述調書は担当する警察署に出向いて作成します。

供述調書は大抵の場合、担当する警察官が事故当初の現場状況や当事者間の証言に基づいて、あらかじめ作成されています。

それを読まされて、内容に誤りがなければ、署名捺印して終了となります。

ただ、どうしても当事者ではない警察官が作成するので加害者側の話が中心だったり、これではうまく伝わらないのではないだろうかと心配されるニュアンスの言い回しなどが使ってある時もあったりしますので、違うと感じた時にはその場で確実に修正を依頼します。

すると、その場で警察官は修正し、印刷しなおししてくれるので、きちんと事実の通りの文章が出来上がったら、そこで初めて署名・捺印をします。

その内容は加害者・被害者それぞれが主体として作成されます。

そして、双方の供述調書は互いに読むことはできません。

控えなどは渡されないので、写真を取っておきたかったですが、さすがに許可いただけませんでした。

この調書作成時に、私に下されるであろう行政処分の内容の説明を受けました。

やはり前回書いたような内容で、おそらく2点の減点のみではないかと思われるということです。

ただ、実際の判断は警察の調書を元に、検察庁で決めるからその通知が来るまで待っていてくださいということでした。

だいたいひと月から2ヶ月ほどかかるようです。

人身事故では、調書の内容だけでは不十分と検察庁が判断した場合、出廷を求めてくる場合もあります。

以前の事故で経験があるのですが、検察庁に呼ばれると被害者であってもドキドキします。

ただ、今回はシンプルな事故で相当ともに悪質性が少ないことから、呼び出しなどはないだろうということです。

(続く…)

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【ここで番外編】<注目!> 免許更新直前の事故について

これは自分で迷っている時期に散々検索しても出てこなかったので、おそらくどこにもまだ乗っていないかもしれない情報です!

供述調書作成から2・3週間ほど経ったある日、待ちにまった書類が届きました。

「免許更新のお知らせ」ハガキです!

人身事故か物損事故かで悩んでいた時の判断基準の一つだった、ゴールド免許でなくなることという点については、実は一つのかけをしていたのです。

私の場合、こんな感じになります。

事故発生日:10月10日

誕生日:12月23日

免許更新は誕生日の1ヶ月前から可能であるため、11月23日から可能なのです。

「このギリギリのタイミングはもしかしたら人身事故扱いにして私に減点がきても、今回の免許更新情報には反映されないのかもしれない・・・」

そう考えていましたので、ハガキになんと記載されているのかが非常に気になっていました。

結果は・・

ゴールド免許 です!!

ちょっとかけに勝った気分もして、嬉しかったのですが、もしかしたら、実際手続きに行ってみると事故の情報が反映していてブルーになりますと言われるのではないかという不安もあると考え、ひとまず落ち着いてみました。

「善は急げ」と言いますが、早く行けばそれだけその情報反映されていない可能性が高まると考えて、一番早く手続きができる日曜日の予定を確保。ゴールドであれば、優良者講習なので、30分ですが、もしブルーと言い渡された場合は2時間の講習になるため、午前中はすべてこの手続きのために開けておく必要があります。

12月最初の日曜に免許更新に行ってきました。

8時30分受付開始でその前についたのに、すでに多くの方が揃っています。受付を済ませるまでドキドキしました。

結果は、ゴールド免許としての手続きで済みました!これで次の更新は5年後になります。

それでも、次の更新時には事故のせいでまたブルー免許に戻ることは決まっています。

残念だなと思いつつ、講習に参加しました。

妊娠中は緊張すると負担がかりますし、じっとしていることができなくなる傾向が出る方もいます。

私もその1人で講習中、たくさん着込んでいたこともあり、苦しく感じてしまいました。

それでも、30分だし、今後お腹の子と安全に移動していくためにもしっかりと聞いておかなければ、意識を改めないと熱心に聞いていたら、免許の点数制度についての驚きの事実に出会いました。

ゴールド免許については過去5年間無事故・無違反であることが要件になっています。ここまでは知っていたのですが、この5年間基準についてが認識と違っていたのです。

<驚きの事実その1>

過去5年以内の基準・・・誕生日の40日前から起算して、遡って5年間

ということでした。

つまり、私の場合はこんな感じ

誕生日:12月23日
過去5年以内の基準:11月14日が起算日になるので、そこから5年前まで

この期間に違反や事故がないことでゴールドになることができるそうです。

厳密にいうと事故日は10月10日だったので、今回はブルーのはずですが、処理が間に合っていないので、ゴールドになりました。

またもう一つの事実。

<驚きの事実2>

無事故・無違反者には特別措置がある!

(以下、免許更新の際にもらう資料『みんなを守る安全運転』から抜粋)

<無事故・無違反者に対する特例>

免許を受けていた期間(免許が停止されていた期間を除く。以下「免許期間」という)のうち、一定期間、無事故・無違反であった運転者については、違反点数又は前歴の計算において次のような特例があります。

  • 1年以上無事故・無違反の免許期間があるときは、それ以前の違反や事故の点数は合算されません。
  • 2年以上の免許期間を、無事故・無違反であった者が、軽微な違反行為(3点以下である違反行為)をした場合、その後3ヶ以上の免許期間を無事故・無違反であった時はその点数は合算されません。
  • 免許停止等の前歴がある場合であっても、その後1年以上の免許期間、無事故・無違反で、しかも違反行為を理由とする免許の停止も受けないで経過した時は前歴0回で扱われます。

つまりこれから私は5年間無事故・無違反でいれば、今回の事故があっても次回更新時またゴールド免許での更新ができるということになります!

すごい!

噂で1年無事故ならって点数なくなるという話は以前に聞いたことがあったのですが、こういう根拠があったのですね。

これからはずっと一生無事故の安全運転でいきたいです!





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