現代社会においてクルマを持つことにこだわりを持つひとが少なくなってきています。

エコへの関心の高まりから自転車が人気となり、各市町村でも公共交通機関の利用促進活動が頻繁に行われ、クルマ人気が下がってきているのです。

公共交通機関が発達した都市部に住んでいればクルマがなくても不自由さは感じません。

さらに、その所有にはガソリン代、駐車場代といった維持費も必要となります。

またクルマを持っていても乗る機会が少ない人も増加しています。

このようにクルマを使うひとが減ったことにより、自動車保険のマーケットシェアは縮小していますが、その一方で1事故あたりの支払保険金は増加しており、損害率は大きくなっています。

そのため、損害保険業界においては収益の改善が課題となります。

最近ではその現状を踏まえ、自動車保険の値上げや等級制度の変更などの対策が採られることになり、大手損保各社の現状は厳しくなっているのです。

そんな中、保険料の安さを売りにマーケットシェアを拡大し続けているのが直販型自動車保険です。

なぜ、直販型(ダイレクト型)が人気となるのかその理由をみてみましょう。

人気の理由(1)保険料の安さ

通常の損害保険に加入する場合は、代理店経由にて申込み手続きを行い、保険会社と直接契約することはできません。

代理店とはいわば保険のプロであり、加入希望者の要望に応じた保険プランを提案してくれます。

しかし、その保険料には代理店への手数料が含まれているのです。

また、損保会社ではその代理店を指導するための社員が必要となり、数多く提携する代理店の支援を行うための営業所の運営費やそこに勤務する従業員の人件費などが経費として保険料に上乗せされています。

直販型(ダイレクト型)は通信販売ですので、それがありません。

そのため、大手損保に比べて保険料を抑えることが出来るのです。

また直販型(ダイレクト型)では、電話による応対が多くなるため、電話応対業務を専門のテレマーケティング会社に運営を依頼しているところもあります。

そうすれば、会社の運営費用はさらに抑えることが可能となるのです。

保険料が安くなるもう1つの理由は直販型(ダイレクト型)自動車保険のリスク制限にもあります。簡単にいうと損害率が高い案件は最初から取り扱わないということです。

多くの直販型(ダイレクト型)自動車保険では車両保険について「免責金額0-0円」を導入しているところは殆どありません。

免責金額というのは簡単に言えば事故を起こした際に自分で負担する金額です。

免責金額が10万円の設定であれば、事故による損害が10万円を超えないと保険金が支払われないとなります。

そのようにして事故における保険の使用を抑えるのです。

さらに直販型(ダイレクト型)では、デメリット等級の方や純新規の方に対して加入制限を行う場合も多くあります。

発生事故が1件であっても等級によっては翌年度の継続を断られるケースもあるようです。

逆にゴールド免許の方や無事故が続いている方、走行距離が少ない方に対して保険料を値引きするなど、優良運転者や運転する機会の少ない人を優遇するようになっています。

つまり事故を起こす確率の高い人は避け、事故を起こす確率の少ない契約を得るような方針を採っているのです。

直販型(ダイレクト型)ではそうした独特の募集体制・商品構成から保険料を安く設定することを可能としています。

人気の理由(2)利便性のよさ

直販型(ダイレクト型)は販売方法が電話・インターネット・郵送を利用しての手続きとなっています。

代理店経由にて加入している場合は、何か変更手続きをしようとしても事前に代理店とアポイントを取り、手続きのためのスケジュール調整が必要となります。

対して、現在直販型で主流となっているインターネットでの手続きは時間帯を問わずいつでも手続きが可能となり、自分の都合に合わせることが出来ます。

明らかに後者が便利ですよね。

さらに最近では多くの人が利用するインターネットでの比較サイトの存在も大きいのです。

国内の通信販売を行う直販型自動車保険はインターネット上にて簡単に試算が可能であり、そうした比較サイトにて一括して試算し、各商品の比較検討を行うことが出来ます。

人々の生き方が多様化してきた現代においては自分の好きなときに手続きが出来る直販型の手軽さが受け入れやすいのでしょう。

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