自動車保険の特徴

【1】等級制度・・・

自動車保険はノンフリート等級別料率制度という制度に基づいて、保険料を定める1つの基準として等級を導入しています。

この等級には1から20等級まであり、初めて自動車保険に加入する時は基本的に6S等級スタートとなります。

この等級は1から5等級までをデメリット等級、6から20等級までをメリット等級と呼び、それぞれデメリット等級には割増、メリット等級には割引が適用されます。

等級は一年間無事故であれば、1等級上がり、等級によっては割引率が上がります。逆に、事故を起こし保険を使用すると、1もしくは3等級下がる上に、保険料算出のためのテーブル表が変わってきます。

これは2013年10月に大幅な改定が実施された等級制度改革により、事故を起こして保険を使用した方にはその利用から3年間は事故有等級としての保険料が適用されるのです。逆に無事故の方には事故無等級が適用されています。

◆2013年10月のノンフリート等級制度の改定について

改定以前には、事故を起こしたことがある契約者と事故を起こさない契約者の間に保険料負担に関しての不均衡が起きていました。

その不均衡の解消を目的として事故を起こして保険を利用した方からはそれだけ高い保険料を適用し、無事故の契約者については割引が進み保険料が抑えられるように、無事故係数と事故有係数が導入されました。

この2つの係数は保険料の算出の際に影響してきます。また、一度事故有等級が適用されるとその後3年間はその適用が続くため、同じ等級で同じ契約条件であっても保険料が異なるということが発生します。

現在では、ほとんどの損害保険会社が新たに定められた下記の表にある係数を用いた等級制度を用いています。

(損害保険料算出機構が定めた参考順率)
等級 割増引率( + 割増 : - 割引 )
無事故 事故有
1等級 +64%
2等級 +28%
3等級 +12%
4等級 -2%
5等級 -13%
6等級 -19%
7等級 -30% -20%
8等級 -40% -21%
9等級 -43% -22%
10等級 -45% -23%
11等級 -47% -25%
12等級 -48% -27%
13等級 -49% -29%
14等級 -50% -31%
15等級 -51% -33%
16等級 -52% -36%
17等級 -53% -38%
18等級 -54% -40%
19等級 -55% -42%
20等級 -65% -44%

さらに等級に影響する事故のカウント方法も変わりました。

これまで火災や盗難、落書きなど特定の事故については保険を利用しても等級は下がること無く据え置きとされて、保険料に大きく影響を与えることはありませんでした。

しかし、改定後はこの等級据え置きという考え方がなくなり、1等級ダウン事故という新しい仕組みが取り入れられています。

この1等級ダウン事故では保険を利用すれば1等級下がり、さらに1年間は事故有係数が適用とされるため事故なしに比べると高い保険料負担をすることになります。

新等級制度のまとめ

  • 事故有係数・無事故係数の導入
  • 事故を起こして保険を利用すれば3年間事故有係数での保険料計算
  • 据え置き事故の廃止と1等級ダウン事故の新設

全体的に保険を使用した方に対して保険料負担が大きくなるように改定されているということですね。

【2】型式別料率・クラス制度・・・

自家用普通乗用車と自家用小型乗用車では、自動車の型式ごとに発生した過去3年以内の事故における保険金とその保険料の割合を示す損害率(保険成績といいます)をもとに『1』から『9』までの料率クラスを設定しています。

この料率クラスはその数値が大きいほど、保険料は高くなり、数値が小さくなれば保険料は安くなります。この料率クラスは毎年の事故発生状況に基づいて一年に一度見直されています。そのため、補償内容・割引率がまったく同じであっても、料率クラスが上がると保険料は前年より高くなってしまうというケースが発生します。

これらの他にも、自動車保険の保険料に影響を与える要素としては下記のものが挙げられます。

  • 記名被保険者の運転免許証の色(ゴールド免許割引など)
  • 契約自動車の使用目的・走行距離
  • 契約自動車の安全装置
  • 契約自動車の安全装置
  • 年間の走行距離

それぞれ、加入される損害保険会社に確認されることをオススメします。

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